お暇なら、行ってよね!

いきなり役に立たないムダ話をお届けするのも皆さんに申し訳ないので、初めはちょっとだけ役に立つお話を。

皆さんは、香港旅行のさいに中国茶を買いますか?

当方にも、かつては1日に何軒もお茶屋さんを回って倦むことがなかった時代がありましたが、今ではすっかり体力も減退、おまけに最近は他の用事が忙しくなったため(電影資料館でお調べものしたり)、せいぜい行けても1軒か2軒がいいところになってしまいました。
が、旅行中にもしも、まるまる1日時間が空いて、お茶でも買おうかなあという気になったなら、わたくしは迷わず国境を超えて、深セン〔土川〕の「茶葉世界」に行きますね。
ここのお茶は、お買い得です。

深センには、いらっしゃったことのある方も多いと思いますが、中国に入境後、羅湖の駅を出ると、目の前にドドンとそびえるビルが見えます。ここが、シャングリラ・ホテルです(下の写真、右手のぐるぐる回る展望スペースのあるビル)。


そこを目印にずんずん直進、お腹が空いていたらシャングリラ・ホテルへ入って食事をとるのもよいですが(わたくしは、ここの日本料理店でうな重を食べました)、空いていなかったらシャングリラを右手に見ながらさらに直進、すると、徳興大廈というビル(1階にマクドナルドあり)があります(右手)ので、そこの2階へ行きましょう(住所:深セン市羅湖区建設路47号徳興大厦二楼)。

「茶葉世界」の名に恥じない、めくるめく中国茶天国が、そこにはあります。

とにかく膨大な数のお茶屋さんがありますので、とりあえず一回りして、ご自分のフィーリングにあったところでお買い物をなさるとよいかと思います。
また、オーナーの出身地(福建省なのか、あるいは浙江省なのか、等)によって得意分野が違うようですので、そのあたりもチェックして下さい。

以前、わたくしが行ったときに買い物をしたのは、福建省の武夷山からきたという「武夷茶荘」というお茶屋さんでしたが、親切なお姉さんがいろいろ試飲させてくれました。
日本人のお客さんもたくさん来るとかで、「商売に使うかんたんな日本語を教えてくれ」と言うので、「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」、「またどうぞ(「またお越し下さい」だとあまりに複雑すぎるので、シンプルな表現にしました)」なんていう日本語を教えましたが、覚えられたかどうか。

深センは言うまでもなく広東語圏ですが、ここ(茶葉世界)は他の土地から来た人が多いので、普通語(北京語)の方が通じると思います。
武夷茶荘のお姉さん(福建人)も、「広東語は難しくて、全然わからないわ」と言っていました。
ま、広東省は北京語もちゃんと通じますから、街中でも北京語で十分OKなのですがね。
5年ほど前、広州に行ったとき、へたくそな広東語で「いくら?」と尋ねたら、北京語で「2元」と言われたことがあって、わたくしはそれ以来、無理してヘタレ広東語を使うのは止めにしました。

深センは、香港に比べて治安がよくないと言われていて、じっさいその通りだと思うのですが、変なわき道に入ったり、目立つ格好(金持ち風)をしたりさえしなければ大丈夫でしょう。
駅のそばの羅湖商業城を冷やかしたり、深セン駅の売店でろくでもない土産物を買うのも、また楽しいものです。

というわけで、なんだかごくごくふつーの旅行ガイドみたいになってしまいました。
少しは、お役に立ちましたでしょうか?





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