なぞのワンタン・ソング 1
(『東宝ミュージカル 香港』)

主なスタッフ
作・演出:菊田一夫 作曲:古関裕而、内藤法美、村山芳男
振付:渡辺武雄、県洋二、関矢幸雄 装置:渡辺正男
衣裳:真木小太郎 照明:大庭三郎
効果:吉田貢 演出補:小島亢、中田公明
舞台監督:伊藤厚 中国音楽:陳宏垣
主なキャスト
久我恭子:越路吹雪 安西英樹:市川団子
杜秋英:浜木綿子 王景明:市川段四郎
李麗紅:李mei ジェリー・マックレイ:ジェリー伊藤
林夢梅:梁素梅 杜青龍:林沖
呉伯伝:三木のり平 陳三珠:八波むと志
其芳:宮城まり子 十返京子:糸見偲

 



あらすじ

日本の商社・西山商事の社員である久我恭子(越路吹雪)と安西英樹(市川団子)は、香港に赴任することとなり、現地の空港に降り立ちます。
2人はそこで香港支社員である十返京子(糸見偲)と林夢梅(梁素梅)の出迎えを受けますが、なぜか恭子はアメリカ帰りの香港女優・李麗紅(李mei)に間違えられ、新聞記者の呉伯伝(三木のり平)と写真部員・陳三珠(八波むと志)にインタビューされます。
翌日、恭子へのインタビューが李麗紅への取材記事として新聞に掲載されたため、身に覚えのない麗紅はすっかり腹を立ててしまいます。
全ては恭子が麗花と瓜二つであることから起こった騒動でしたが、麗紅の怒りを鎮めようとプロデューサーが呼び寄せたアメリカ人の恋人・ジェリー・マックレイ(ジェリー伊藤)までもが、恭子を麗花と思い込んでしまうのでした。
以後、ジェリーをめぐって、恭子と麗紅が恋の鞘当を演じることになります・・・・。

一方、中国人の母を持つ安西は、おじである富豪・王景明(市川段四郎〔先代〕)と会い、いとこにあたる杜青龍(林沖)・秋英(浜木綿子)兄妹を紹介されます。
やがて、安西と秋英は愛し合うようになりますが、共産党員である英龍は、二人の恋に反対するのでした。
そして英龍は、波止場で働く共産党員たちと国府側の青年たちとの争いに巻き込まれて命を落とし、景明も共産党員によって射殺されます。

その後間もなくして恭子と安西は日本へ帰ることになり、2人の恋はけっきょく成就しないまま終ったのでした。








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