『香港の夜』クレージー作戦 in 浅草 3

2004年5月8日〔土〕〜9日〔日〕





(つづき)

なんとか無事に切符を買い(自動販売機)、館内へ。
普通料金は1500円ですが、「(映画館の)ホームページを見た」と言うと1200円になるので、迷わず1200円コースを選択。

「ホームページ、見ました」

と、係の人に告げて、そのまま進入。

観客の割合は、「純粋に映画を観に来た人:4割、時間つぶしの人:2割、宿泊施設として使う人:4割」といったあんばいでした。
さして混んでもいないので、中央やや前方の席に着席。前が通路なので、楽々と足も伸ばせます。
そうこうするうちに、1本目の映画が始まりました。

最初の映画は、『卒業写真』(1973)。
マーク・レスターが出ている映画だったのですが、これが意外なお値打ち物。
香港ロケがあるわ、1970年代初めに台湾で人気のあった女優・甄珍が出ているわ、まあ、一人でほくそえんでしまいましたよ(感想文は、こちら)。
団令子は、この頃になるとなんかちょっと宇宙人的な風貌で、60年代後半が一番綺麗だったんじゃないかと思いました。

そしていよいよ、お目当ての『香港の夜』(1961)。
尤敏小姐が、日本でも一躍人気女優となった記念すべき作品です。
初めて観たとき(2002年11月)は、最悪の状態だったフィルムも、今回はニュー・プリントで、いやあ、胆嚢、もとい、堪能いたしました(感想文は、こちら)。

楽しみにしていた映画も終わり、3本目の『ベルサイユのばら』(1979)は、ロードショーの時に既に観ていたのでパス、そのまま映画館を後にしました。

『香港の夜』の主題歌なんぞを鼻歌交じりに口ずさみながら、深夜の浅草の街を闊歩、途中、コンビニで軽い夜食と朝食用のパンを仕入れ、ゲストハウスにご帰還。
深夜1時近かったのですが、お客さんが2人、まだ起きていました。
「ハーイ!」と適当にあいさつをして、1階奥にあるテレビルームで夜食をぱくつき、しばしほっこりしてから自室へ。
2階にあるドミトリーは、皆寝静まったらしく、真っ暗でした。
個室にしてよかった。

歯磨き・洗顔を済ませ、寝床で持ってきた本を少し読んで、2時過ぎに就寝。
夜中に目が覚めてトイレに行ったのですが、2段ベッドの梯子を踏み外して転倒、太ももに大きな青あざを作ってしまいました。
とほほ。


5月9日(日)

チェックアウトが正午なので、9時ごろまでうとうとしてぼんやりと起床。

歯磨き・洗顔の後、朝食。
ちゃちゃっとパンを食べました。

もう1回歯を磨き(食後の歯磨きは重要よ)、荷造りを済ませて10時過ぎにチェックアウト。
宿の人が、玄関まで見送ってくれました。

どうもありがとう。

そのまま駒形橋方面へ歩き、駒形堂(写真)でお参り。

君はいま駒形あたりほととぎす たかを

日曜だから、観光でもして帰りたいところですが、家業の手伝いやら食事の支度やらがあるので、都営浅草線に乗って、まっすぐに帰宅いたしました。

でも、面白かったよん(おしまい)。






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