国賓酒店(アンバサダー・ホテル)跡

東宝の定宿だった、彌敦道(ネイザンロード)沿いのアンバサダー・ホテル跡(東企業廣場)。
ちょうど、シェラトン・ホテルの真裏に当たります(カオルーン・ホテル向かい)。かつて、シェラトンのあったところには、広い駐車場がありました。
『香港の夜』(1961年)では、日本に馴染めずに香港へ帰った呉麗紅(尤敏)が、アンバサダー・ホテルのショッピング・アーケード内にある洋品店で働いているという設定になっていました。
また、『社長洋行記 正・続』(1962年)では森繁久彌、加東大介、小林桂樹、『香港の星』(1962年)では団令子、『ホノルル・東京・香港』(1963年)では宝田明、『レッツゴー!若大将』(1967年)では星由里子が、このホテルに宿泊しているという設定でした。



九龍(尖沙咀)・金巴利道63号


尖沙咀・金巴利道(キンバリー・ロード)63号。『香港の星』(1962年)で、尤敏演じる王星〔王連〕がここに住んでいるという設定になっていました。
金巴利道と天文台道が交差する角、急な坂道の入口にあたります。
現在では、61〜63号にかけて、嘉新大廈(カーソン・マンション)というビルが建っています。
こちらは遠景。
坂道の入口、サウナの看板のあるビルが嘉新大廈(カーソン・マンション)。
ちなみに、『香港の白い薔薇』(1965年)で宝田明扮する宇津木が経営する貿易会社のオフィスがあったのは、奥に見える仕徳福山景酒店(スタンフォード・ヒルビューホテル)のある辺りです。











次頁



尤敏ゆかりの土地巡り(目次)に戻る



玄関(TOP)


Copyright (C) 2004 "Ryosou Ai no Sazanami" by Senkichi. All rights reserved.