香港動植物公園

香港島・中環(セントラル)の元総督府向かいにある動植物公園。
1861年にできた大変古い公園で、俗称を「兵頭花園」といいます。
東宝映画では、通常「大兵頭花園」という字幕が出るようです。
ここは東宝好みのロケ地らしく、1959年の『お姐ちゃん罷り通る』に早くも登場、その後、『社長洋行記』(1962)、『ホノルル・東京・香港』(1963)、『香港クレージー作戦』(1963)に登場します。
『ホノルル・東京・香港』では、尤敏と宝田明がデートをする場面で、ここが使われていました。


噴水に繋がる遊歩道。
今では周囲に熱帯植物が密生していますが、1960年代には芝生の美しい庭園でした。
中平康(楊樹希)監督の『猟人』(1969)では、金漢演じる主人公がここでセクシーギャル・狄娜をナンパしていました。
かなり画質が悪いですが、これが映画(『ホノルル・東京・香港』)の一場面。
高層ビルもまだまだ少なくて、総督府の建物がよく見えます。


こちらは、上の遊歩道から分かれる道。
『ホノルル・東京・香港』で、へそを曲げた尤敏がここをすたすたと歩いていくと、宝田明がその後を追う、という場面がありました。
こちらは、映画から。
廻りの景色は変わっていますが、道は変わっていませんね。












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