新雅圖酒店(ニュー・アスター・ホテル)跡

尖沙咀の加拿分道(カーナボン・ロード)と康和里(コーンウォール・アヴェニュー)、碧仙桃路(ブリストル・アヴェニュー)がぶつかる角にあった新雅圖酒店(ニュー・アスター・ホテル)の跡地。
新しいビルの建設中でした(2003年9月撮影)。
『社長洋行記 正・続』(1962)で、新珠三千代演じる早坂悦子が経営する日本料理店「東京亭」がこのホテル(当時の名称は「雅圖酒店〔アスター・ホテル〕」)にあるという設定になっていました。
道に迷った森繁久彌が、尤敏に案内されてここまで連れて来てもらう場面があります。
また、『香港クレージー作戦』(1963)でも、植木等がこのホテルの前で淡路恵子に道を尋ねる場面が出てきます。
上記3作品とも杉江敏男監督作品ですから、ここは杉江監督お気に入りの場所だったのかも知れません。
在りし日の新雅圖酒店(ニュー・アスター・ホテル)。
女将も、1996年12月24日〜28日まで投宿したことがあります。
小さな可愛らしいホテルでした。
女将が帰国した翌日(29日)、尤敏はその生涯を終えました。
もちろん、まだファンになる前の話です。











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